○落語

2025-07-10

ことのは

最近、落語を聞く機会があって、そもそも「落語」とは? と気になりました。
最後に「オチ」を付けて話を終わる話芸なので「落語」と言う。と思っていましたが、「オチ」とは何? 「落ち」が語源? そもそも「落語」はいつの時代からあるの? などいろいろと疑問が出てきました。
そこで、少し調べてみることにしました。

落とし噺

落語はもともとは「落とし噺」と言われていたようです。はじまりは江戸時代中期ころ。
もともとは落ちのある滑稽話だったようです。
調べてみると3人の名前がみつかります。
京の「露の五郎兵衛」、大坂の「米沢彦八」、江戸の「鹿野武左衛門」。
ほぼ同じ時期に現れたこれらの人物が不特定多数の観客を集めて噺をして収入を得ていることから噺家の祖(はじまり)とされているようです。
なお、「落語」と呼ぶようになったのは明治20年ころと言われています。

露の五郎兵衛 ーー 辻噺

元禄(1688-1704)のころに京都で露の五郎兵衛が四条河原や北野で通りすがりの人を集めて噺を聞かせる「辻噺」と呼ばれる形が落語のはじめと言われています。(もちろん諸説あると思われる)京落語の祖とされています。
露の五郎兵衛は、京都出身で、元は日蓮宗の談義僧、還俗して辻噺を始めたとされています。

米沢彦八

露の五郎兵衛に少し遅れて大阪に米沢彦八が生玉神社の境内で小屋掛けの辻噺を行い人気になります。上方落語の始祖とされ今では9月の第1土曜と日曜に「彦八まつり」が生国魂神社で行われています。

鹿野武左衛門 ーー 座敷噺

同じころ江戸では鹿野武左衛門が芝居小屋や風呂屋に呼ばれたり酒宴の場に招かれて噺を演じる「座敷噺」で評判になります。
鹿野武左衛門は大坂出身ということです。

安楽庵策伝 ーー 醒睡笑 … 落語の教本

安楽庵策伝は滑稽な話を集めた本(笑話集)「醒睡笑(せいすいしょう)」を作った人物。この本は落語の教本と割れている。全8冊から成る笑話集で収載された話は約1,000話になる。
安楽庵策伝は京都・三条にある誓願寺の高僧。浄土宗の説教師で御伽衆として大名の話し相手となり、「落とし噺」の名手でもあったとされる。






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