株式投資はギャンブルか?

〝投資家〟はじめました」と宣言して約10日。   
以前の保有株を整理したり、投資のスタイルを検討したりと"ぼちぼち"投資家を始めています。   
今回は、株式投資を行うにあたって何度も考えたことについて綴ってみようと思います。

「株式投資はギャンブルか?」

年号が「昭和」だったころ、「株をしています」と言えば少し冷たい視線で見られることもありました。正直言えば私自身も株をしている人を一種のギャンブラーのように思って見ていました。
年号が「平成」に変わりさらに「令和」になって、「株をしています」という言葉はかなり一般的になったように思います。
それでも、"株=ギャンブル"という見方をする人は一定おられると思います。
一方で、ネット証券とスマホの普及と多彩な金融商品の提供によって、さまざまな"投資"をする人も増えていると思います。

そんな時代の流れもあって、株式投資を行ってみようと(再び)思い立っというわけですが、その決意に至る前に立ちふさがったのが "投資はギャンブルか?" という考え方です。

ギャンブルとは?

"投資ギャンブル" それとも "投資ギャンブル"。
それを考える前に、ギャンブルとは何かを整理しておく必要があります。

ギャンブルと言って頭に浮かぶものは、"競馬"、"競輪"、"競艇"、"パチンコ" など。
麻雀や花札などはギャンブルというよりも「賭け事」というイメージです。(同じようなものですが、麻雀や花札は「ゲーム」でありその勝敗に金品を賭けるとギャンブル(賭博)になります。日本では、お金をかけた麻雀や花札(など)は違法とされていたと思います)

"競馬"、"競輪"、"競艇"、"パチンコ" などは、(賭け麻雀などと違って) 合法ですから、大人であればお金を出してそれが何倍かになることを期待して券や玉を買うことができます。


出したお金(掛け金)が何倍かになって帰ってくることを期待してお金を使うこと
出したお金は増えることもあれば無くなることもある。必ず増えるという保証は無い
ギャンブルとはそんなふうに定義することができます。

(もちろん、それだけではなく、馬や自転車などのレース展開を楽しんだり、弾いた球がポケットに入ったり絵柄が揃うことを楽しんだりする要素もありますが)

そう考えれば、宝くじやナンバーズなどもギャンブルになります。

株式投資は何を期待して行うものか?

株式投資も合法であることや出したお金(投資金)が増えることを期待する点において上述の競馬やパチンコと同様と言えます。
出したお金が必ず増えるわけではないという点も同様です。
一方で、株式投資は、企業の"株"を買うという行為でもってその会社に資金を提供し事業を伸ばす応援を行うという面もあります。会社の企業活動を通じて社会に貢献するという意味があります。
しかし、見返りを求めずに純粋に企業活動を応援したいのであれば資金を"寄付"すればよいので、株を買うという投資という行為はギャンブルと似た(あるいは同じ)行為と言えます。


株式投資はギャンブル(の一種)と言うことができる

・お金が増えることを期待してお金を出すこと
・そのお金は増えることもあれば減ることもある
・必ず増えるという保証は無い

これらの点から、株式投資はギャンブル(の一種)と言って間違っていないと言えます。

では、なぜ 競馬やパチンコをしない私が株式投資をすることにしたのか。

それについては、期をあらためて綴ることにしようと思う。


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