投資の「コア」と「サテライト」

お金は無いよりあるほうがいい。   

毎日会社に行く必要があるサラリーマンにとって、給料以外の収入を増やす手段の一つとして株式投資がある。「失われた20年」以前は、定期預金などでもある程度の"金利"が付いたのでリスクの高い"株"などは考える必要はなかった。しかし、日本が(他の国と比較して)成長しなくなり、"金利"も0.00x%という時代になり、お金を増やしたいと思えばリスクを伴ってでも"投資"を考えなければならなくなった。   

上では「株式投資」と書いたが、投資は"株"だけではない。"土地"や"建物"などの不動産も投資の対象になる。"投資信託"の金融商品の購入もお金を増やす手段のひとつである。
要は、何も"株"にこだわらなくても投資=お金の運用の選択肢はいろいろとある。
その中で、何を選択するか。何をどれくらいの割合で選択するか。それを考えるのが、「コア」と「サテライト」という考え方になる。

「コア(Core)」は、「核」「中心」の意味である。
投資の選択肢において「コア」とは、お金の運用方法のメインの手段を何にするかということである。
一方の「サテライト(Satellite)」は、「衛星」「本体から離れて存在するもの」という意味である。
投資の選択肢において「サテライト」とは、コア以外のお金の運用方法を何にするかということになる。
例えば、「コア」を"株式売買"とし「サテライト」に"投資信託"という方法が考えられる。
もしくは、「コア」にはリスクの低い"投資信託"を購入し「サテライト」として"株式売買"をリスクが大きくならない程度で始める。という方法も考えられる。
もっとも、これらは「コア」に選択した運用方法に充てる資金以外にお金が残る場合に考えることができる方法と言える。がんばって貯めた銀行預金100万円を「コア」とする"株式売買"に充てれば投資資金は残らないという状況であれば「サテライト」は"無し"という組み合わせになる。「コア」でうまく運用できればその利益で「サテライト」を考えるか「コア」に追加して運用資金を膨らませていくかを考える。

別に「コア」とか「サテライト」などの言葉が重要なのではない。主とするものとそうでないものとに分けてメリハリを持って考えたほうがいいという考え方であり、私もこの考え方に納得感を得たので自分なりにまとめてみたというわけである。

ちなみに、私は「コア」と「サテライト」をそれぞれ何にするか。
・・・これから考えようと思っている。


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