先日、こちらの記事を読んだ。
「“1日1万歩”は多すぎた? 歩数と死亡率の関係、豪州チームが調査」
「健康のために1日1万歩歩こう」とよく聞くが、この記事によるとオーストラリアのシドニー大学などに所属する研究チームの報告では1日7000歩で死亡率が1日2000歩の場合と比べて47%低下するということらしい。そのほかにも、心血管疾患発症リスクが25%低下、心血管疾患死亡率が47%低下、がん死亡率が37%低下、2型糖尿病発症リスクが14%低下、認知症リスクが38%低下、うつ症状リスクが22%低下、転倒リスクが28%低下…といいことばかりの内容。
50歳、60歳になってから1日7000歩あるくようにしてもこれくらいのリスク低下が見られるのか、30歳や40歳くらいから1日7000歩あるく習慣がなければリスクは低下しないのか、というところはこの記事からはよくわからなかったが、1日1万歩以上という目標は少し減らしても健康維持のためには問題はないようだ。
(PhotoACのフリー画像 (作者:FineGraphics))
それからしばらくして、こちらの記事を読んだ。
「1日15分で死亡リスクが20%減る「すごい歩き方」とは?【8万5000人を追跡調査】」
こちらの記事にとると、より速く歩くことで、より大きな健康効果を得られる可能性を示唆するデータが報告された。ということである。
データ解析の結果、1日15分の早歩きで死亡リスクが約20%低下することが示された。
とある。
早歩きが1分間で何歩くらいのことかはこの記事では書かれていないが、中程度の強度の歩行は1分間に120歩程度という情報があったので、計算すると15分間で1800歩になる。
7000歩も歩かなくても死亡リスクは下がるということになる。
はて、いったい、健康維持のためには1日に何歩を目標にしてあるけばいいのだろうか。
と、思いました。

